前回の続きで、我が家にキンカチョウが来てからの話です。
その前に、前回を読んでいない方はこちら⇒ 秋と冬
前々回も読んでいない方はこちら⇒ 春と夏
子育て
巣から出るようになった子供たちは、最初は巣から出てもすぐに戻りましたが、
日を追うごとに時間が増えていきます。
餌はまだ一人では食べれないので、親(ハル・ナツ)からもらいます。
お腹が空くと、口を開けて「ピィ~ピィ~ピィ~」と催促する姿は、
とてもかわいいです。
卵を温めるときから同じでしたが、母親のナツより、
父親のハルの方が子育てに積極的です。
いわゆる「イクメン」というものでしょうか?
餌やりも夫婦で交互に与えているので、安心して任せていました。
突然の別れ
子供たちが巣から出るようになって2週間ほど経った頃。
少しずつ一人で餌も食べれるようになってきて、
親から餌ももらうことが無くなってきたある日、突然事件が起きます。
父親のハルが「シャ~!」と声を上げながら、子供たちを追い掛け回したのです。
最初は、何か機嫌が悪かっただけかと思っていたのです。
というのも、夜になると仲良く巣の中に4羽で寝ていたので、
一時的なものだと思っていました。
しかしその後も毎日威嚇が続き、やがて母親のナツまで、
子供たちを威嚇するようになりました。
ついには、夜はハルとナツ夫婦だけ巣の中で寝るようになり、
子供たちは巣の外で寝るしかなくなりました。
これはダメだと思い、大急ぎで新しいゲージを用意して、
子供たちを新しいゲージに移すことにしました。
この時点では、威嚇と追い掛け回されるだけで、怪我をする程ではなかったのですが、
怪我をしてからでは遅いですからね。
子供たちの親離れ
新しいゲージが届き、準備をしていた時に、追い掛け回されていた理由が分かります。
ハルとナツが突然交尾をしたのです。
子供たちが一人で餌を食べれるようになり、手がかからなくなったので、
ハルとナツは、次の子育てを始めようとして、邪魔に思った子供たちを威嚇していたようです。
ネットで調べてみると、親子で次の子育てをすることもあるようですが、
ほとんどの場合は、一緒にゲージに入れるのは難しいようです。
ハルとナツもダメな方だったようです。
理由がはっきりとしたので、すぐにゲージを組み立て、
アキとフユを移動させました。
子育て大好き夫婦
親のハルとナツのゲージと、子供達のアキとフユのゲージに分け、
今の状態になりました。
ナツはその後に卵を産みましたが、今のところ増やす予定はなかったので、
生まれた卵は回収し、偽卵(プラスチック製の卵)に入れ替えました。
偽卵になった後も、変わらず卵を抱くので、偽卵作戦は成功でしたが、
いくら温めても卵は孵らないので、やがて温めるのを止めるようになります。
そうすると、巣から卵を落として、また交尾から始める、
子育てループに入ります。
ネットで調べてはいましたが、キンカチョウは繁殖力が強く、
2羽のペアから初めて、わずか1年で数十羽に増えて、
家がキンカチョウだらけになる、錦華屋敷になると書いてあり、
それは困ると思っていました。
しかし、人間がどのようにやっても、キンカチョウの子供を作る気持ちは抑えられません。
産卵自体、身体に負荷がかかるので、やめさせたいとは思うのですが、
なかなか良い方法が思いつきません。
流石に寒い時期は一時的に止まりましたが、温かくなってまた始まってしまっています。
子供たちが巣立った後も、月1くらいのペースで産卵~抱卵~廃棄を繰り返しています。
ほかの錦華飼い主さんたちは、どうしているのか聞いてみたいです。
何か良い案がある方は、ぜひコメントお願いします。